キハ183系オホーツク(白ボウズと出会う)2月28日
先日仕事で北海道出張。
2月28日に岩見沢から札幌まで、仕事の時間をちょっと調整し、
狙って特急オホーツクに乗車しました。
乗ったのは11時18分に岩見沢を出るオホーツク2号。
僕が乗ったのは本当に最後のひと区間だけですが、
この列車はるばる網走をに発車し駆け抜けてきた列車。
網走を出たのはなんと6時20分。
岩見沢には定刻より2分遅れて到着ですが、
ここまで長距離を走り抜けて2分は十分許容範囲だと思います。
先頭車両はもうだいぶ少なくなってきた高運転台のキハ183系。
列車は4両編成。
先頭が4号車指定席、3号車は半室グリーン車・半室指定席、2号車は前半分指定席・後ろ半分自由席、
そして一番後ろの1号車は自由席です。
僕自身初めての特急オホーツクの乗車。
この日は岩見沢からもそこそこの乗車があり、自由席は8割程度の乗車率でした。
途中車内検札の際にちらっと周りの人の切符が見えたのですが、自由席はだいたい旭川以降の比較的短距離の利用が多いように見えました。
3月4日以降は今は4往復のオホーツクも半分の2往復にとなり、
減った2往復は旭川〜網走の特急「大雪」となります。
札幌と旭川以遠の間を利用する人にとっては、乗り換えが発生するためちょっと不便と感じる人もいるかもしれないですが、利用状況を考えれば致しかなく、オホーツクと大雪と合わせれば今まで通り4往復が維持されただけ、本当によかったと思います。
最後部の1号車に乗っていると、車内はやたら写真を撮る鉄道ファンが。
おそらく4人以上。
ダイヤ改正前にオホーツクを乗りにと言うことなのかなと思っていたのですが、
ふと車両プレートを見るとキハ183-104、もしやこれは鉄道ファンには有名な1両だけの白坊主か!?
乗車するまで気づきませんでした。
これはと思って車内を少しだけ散策。
この車両面白いのが機器室が運転台側ではなく2号車寄りにあること。
車外と出入りするには機器室の横の通路を通る必要があります。
そこで、すごく心惹かれたのは機器室の通路側にある補助席。
昔、寝台列車には必ずついていて、ふとベットから起きて車窓を楽しみたい時利用したこのシート。
最近はもうなかなか見ることができなくなってしまいました。
車内は随所に国鉄時代の昭和の面影を残す懐かしい雰囲気。
この車両で5時間というのも一度は体験してみたいことの一つです。
そうこうするうちにあっという間に札幌に到着。
下車して外観を撮影。
この冬の厳しい北の大地を、5時間以上も駆け抜けてきた車両。
長旅本当にお疲れ様でしたと思いながらシャッターを切りました。
前述の通りダイヤ改正によりキハ183系をこの札幌駅で見る機会もまた一段と減ってしまいます。
この白坊主の動向も気になるところですが、引き続き末長く活躍してくれることを願うばかりです。
余談になりますが、JR北海道はここ何年かの事故や不祥事により批判されることも多いですが、
冬に来て見ると、鉄道施設や車両への負担は並大抵ではなく、
この鉄路を守るというのは想像を絶する苦労があるのだろうなというのを改めて認識させられます。
北の鉄路についてこれから数年でお大きな転換が起きる可能性がありますが、
これは民間企業だけで守り通すには限界があり、何らかの行政としての施策が必要ではと改めて思いました。
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