五能線物語
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日本の乗ってみたいローカル線ランキングに必ず上位に選ばれるのが、
秋田県と青森県を走る五能線。
私も一昨年乗る機会があり、その旅行記はこのブログにもアップしましたが、
その五能線の物語の本が発売されたとのことで読んでみました。
7月に発売された五能線物語という本です。
この本が面白いのは鉄道関係の専門家が書いたのではなく、
遠藤功さんというビジネスパーソンのなかでは超有名な経営コンサルタントの方が、
経営や現場力という視点で書かれているということ。
JRというと旧国鉄の変化や挑戦とは馴染まない硬い組織をイメージしますが、
(実際そういう側面があるのかもしれませんが)そんな組織の中でも本社主導ではなく、
地方の一支社の中から一歩一歩小さな挑戦の積み重ねがあり、
このような全国から注目される路線に育っていったということをこの本を通して知り、
仕事という面でもとても参考になる本でした。
観光列車で頑張っている会社というとJR九州がまずは思い浮かびますが、
私の勝手な解釈ですが、JR九州は唐池さんや水戸岡さんという二人のものすごい才能によるリーダーシップで実現していったものに対して、
五能線は少し地味だけど現場の社員や努力で一歩一歩地道に実現していったという点がわかります。
五能線に乗ったことがある人は改めてこの本を読むことで魅力を再発見できると思います。
まだ乗ったことがない人もこの本を読んで一度は乗ってみてはと思います。
↓youtubeの映像も癒されます。
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