小田急ロマンスカーGSEデビューそしてLSE引退へ(LSEの魅力)
小田急ロマンスカーGSEデビュー
来年3月、いよいよ小田急悲願の複々線が完成。
それとともに新型ロマンスカー70000系のデビューが発表され、
12月5日にGSEという愛称と車両が公開されました。
今までの伝統を受け継ぐカラーと先進的なデザイン、
そして構造としては、展望車付きのロマンスカーは全て連接車でしたが、
今回は初めてのボギー車7両編成というのが特徴です。
まずは3月より1編成が運用を開始し、その後2018年度中にもう1編成が導入されます。
<70000系GSE>
1車両形式 70000形
2愛 称 GSE <Graceful Super Express>
3編 成 7両固定編成(ボギー車・編成長約142m)
4編成定員 400名(全席指定)
5製造両数 2編成14両
6営業運転開始 2018年3月中旬
(小田急電鉄webサイトより引用)
http://www.odakyu.jp/gse/
小田急ロマンスカーLSE引退へ
一方それとともに姿を消す予定となっているのが7000系LSE。
今まで正式に小田急から発表されておらずあくまでも推測ではありましたが、
2018年に引退予定であることが明らかになりました。
おそらく、3月の時点ではまだGSEは1編成のみですので、そのタイミングでLSE1編成が引退、
そして2018年度中に残りの1編成も引退するものと思われます。
登場からすでに35年以上。
伝統的なカラーリングを今も身にまとい、
ロマンスカーといえばまず最初にこの車両を思い出す人も多いのではと思います。
想定はしていましたが、やはり引退となると寂しい思いがします。
定員は446人でしたので、今回GSEへの置き換えに伴って、
若干定員は減ることなります。
LSE乗車記
そのLSEに11月24日に、小田原から新宿まで乗車してきました。
この日は祝日と土曜日の中日ということで、多くの観光客でにぎわっていました。
車内、車外をよく見ると最新車両とはまた違った当時のデザインにふれることができ、
とても懐しく、逆に新鮮な気持ちにさせられます。
小田原から新宿まで1時間15分、途中車内販売のコーヒーをいただきながら車窓を眺める。
昭和の時代の喫茶店にいるような気分でもあり、本当にあっという間の至福の時間でした。
(来年3月からはスーパーはこねは最速59分となりますが、休日の運転においては
そんな急いで走らなくても・・・と思います。)
今回私が乗ったのは中間車でしたが、展望車であれば、さらに特別な時間なのではと思います。
到着した新宿駅では外国の方が展望車付きの車両を見て驚いて写真をとっていました。
関東には小田急のほか、いくつか有料特急を走らせる私鉄がありますが、
やはり小田急のこだわりや熱意、デザイン、そして「ロマンスカー」というブランドを超えるものはないと改めて思わされます。
日本の鉄道史としても貴重であり、多くの人の心に残っているであろうこの車両。
2編成目のGSEデビューとともに、通常運用からは外れるものと思われますが、
ロマンスカー・クラシックとしてぜひ廃車とはせず、動態保存しイベントや臨時列車として姿を見せてほしいと思います。
小田急は過去のNSEやSEについても、こちらはもう走ることはできないようですが保存されています。
多くの人から愛される貴重な車両を保存・継承するというのも、鉄道会社として立派なCSR活動ではないかと思います。
そしてもちろん、新しい70000系にも期待です。
新宿駅の歴代ロマンスカーの壁画。近くGSEも描かれるものと思われます。
(参考)ロマンスカーに乗るには
参考までにロマンスカーのチケットの買い方です。
チケットの購入は一般的には以下の4種類です。
・主要駅の窓口で買う
・駅の券売機で買う
・インターネットで買う。
・電話で買う
小田急はインターネットの予約がとても便利です。
他社ではインターネットで購入する場合は会員登録等が必要になることが一般的ですが、小田急は会員登録不要で予約し、しかもチケットレスで乗ることができます。
この手軽さは素晴らしく、特急列車の運行だけでなく、予約システムについても、
ぜひ他社(特に西武)も見習って欲しいと思います。
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