さよなら189系快速富士山号
189系引退へ
国鉄時代から、特急あずさやあさまとして活躍した189系特急型車両。
豊田に配属され、主に快速富士山・ホリデー快速富士山として活躍している二編成が4月に引退すると報道されました。
国鉄色とグレードアップあずさ色のカラーを身にまとい最後まで国鉄時代の特急の雰囲気を残してくれたこの車両、先日乗り納めとして快速富士山に乗車して来ました。
189系快速富士山乗車記
とある金曜日の10:30新宿駅7番線。
もうすぐ引退が見込前れている車両とあってたくさんのファンに囲まれて、189系グレードアップあずさ色が入線。
あさま・あずさ等の優等列車として活躍したこの車両ももう残すところ全国で3編成。
豊田の2編成は主に快速富士山、ホリデー快速富士山号として運用されているが、近々E257系に置き換えられることが発表されている。
この2編成もいよいよという状況となってきた。
1039いよいよ新宿を定刻で発車。
鉄道唱歌とともに行先と停車駅のアナウンス。
金曜日とあって車内は落ち着いていて、ゆったりと車窓と乗り心地を楽しむ。
乗っている客層はというと、半分は僕と同様にこの車両の乗りおさめに来たファン。
四分の1が日本人の観光客。4分の1が外国の方だった。
フジサン目当てなのか、外国の方が意外に多い列車だった。
乗り心地は決して悪くない。
ほんとうにしっかりと頑丈に作られているというのがわかる。
しいてい言えば座席幅が少し狭いこと。
この車両が製造されたのは40年前。その間日本人の体格も少し変わってきているのだと思う。
大月までは1時間15分。
特急「かいじ」にくらべると12〜13分ほどゆっくりの運転。
それでもあっというまの贅沢な時間。
この車両もこのまま廃車になるのか、それとも1編成だけでも残るのか。
実際に動く国鉄型特急車両に乗れる場所がいよいよと少なくなってきた。
大月駅で僕は下車。
現役として走る189系に乗るのもいよいよこれで最後かなと思いながら、列車を見送る。
快速富士山号・ホリデー快速富士山号とは
快速富士山号
平日の金曜日に新宿と河口湖を結ぶ臨時快速列車。
臨時とは言いながらもほぼ毎週運転されている。
全車指定席。
編成は2018年2月時点では189系6両編成だが、
3月17日のダイヤ改正からはE257系500番台5両編成での運転となることが
発表されている。
(ホリデー快速はそれなりに混雑するのに対し、
平日の運転かつ全車指定とあって、比較的現状はすいています。
乗りおさめをするにはこの列車がおすすめです。)
ホリデー快速富士山号
土曜・日曜にに新宿と河口湖を結ぶ臨時快速列車。
臨時とは言いながらもほぼ毎週運転されている。
一部のみ指定席でそれ以外は自由席。
編成は2018年2月時点では189系6両編成だが、
3月17日のダイヤ改正からはE257系500番台5両編成での運転となることが
発表されている。
189系とは
外観は183系とほぼ同一であるが、信越本線横川-軽井沢間の碓氷峠をEF63電気機関車との協調運転により12両編成で超えることを目的として
開発された車両。
1975年から1979にかけて製造され、主にあさまとあずさにて使用された。
現在のこっているのは3編成のみ。うち豊田に配属されている2編成は近々引退となること見込みとなっている。
[…] 今まで豊田車両センターに2編成の189系が所属しており、快速富士山・ホリデー快速富士山号として、 毎週運転されておりましたが、E257系1500番台へ置き換えとなりました。 そして豊田車両センターの189系は今後何度かのインベント運行ののち、廃車となる予定と報道されています。 これにより189系は長野にある1編成を残すのみとなります。 関連記事:さよなら189系快速富士山号 […]